酒気帯び運転の疑い　高岡警察署の女性職員を逮捕「長い距離じゃなかったので大丈夫と思った」

富山県警察本部はきょう、酒気帯びで車を運転したとして、高岡警察署に勤務する女性職員を逮捕したと発表しました。職員は小矢部市の駐車場で事故を起こした後、現場から立ち去ろうとしたとみられています。

酒気帯び運転の疑いで逮捕されたのは、高岡警察署の地域課で会計年度任用職員として勤務する福田比登美容疑者（68）です。

警察によりますと、福田容疑者はきのう午後7時半ごろ、小矢部市本町の商業施設の駐車場で車をバックさせた際、とまっていた別の車に衝突しました。

福田容疑者はその場を立ち去ろうとしましたが、事故を目撃した男性が警察に通報し、駆け付けた警察官が検査をしたところ、呼気から基準値以上のアルコールが検出されたということです。

福田容疑者は「飲酒運転をした事実に間違いない」と容疑を認めていて、警察の調べに対し「長い距離じゃなかったので大丈夫だと思った」などと話しているということです。

福田容疑者は1974年から県警の一般職員として勤務し、2017年からは会計年度任用職員として高岡署で電話交換の業務などにあたっていました。

県警は、職員が逮捕されたことは誠に遺憾だとして「今後、事実関係を捜査・調査のうえ、厳正に対処する」としています。