早朝に震度4の地震 氷見市では復旧作業進める人が
6日朝早く、能登半島で最大震度5強を観測する地震があり、県内では氷見市で震度4を観測しました。
気象庁によりますと6日午前5時26分ごろ、石川県能登を震源とする地震があり、県内では震度4を氷見市で、震度3は富山市、高岡市、小矢部市、南砺市、射水市、舟橋村、立山町で観測しました。最大震度は5強で石川県穴水町で観測しています。
震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.3と推定されます。
震度4を観測した氷見市では続く揺れに「不安を感じた」という声が聞かれました。
女性(氷見市内)
「大きかったですね、びっくりしました」
女性(氷見駅近く)
「心理的にも辛いです。きょうは机の下に隠れてなんとか凌いだ」
海に近い栄町では時折雨が降る中、倒壊の危険があると判定された建物から荷物を運び出すなど、人々が復旧作業を行っていました。
県内は雨が降ったり止んだりの空模様ですが、地震で地盤が緩んでいる所があるため、土砂災害に注意・警戒が必要です。
そして、1日の地震発生直後から運休していたJR氷見線は、6日の始発から運行を再開しました。
高校3年男子(18)
「いつも移動手段で使ってたんで、いざこうやって動かなかったら、移動できなくて大変だと思った。(復旧して)安心」
JR西日本金沢支社によりますと、運休が長引いた原因は高岡市の伏木駅周辺での線路のゆがみや、継ぎ目の破損の修復に時間がかかったためとしています。