女人救済の「オンバサマ」お召し替え 立山町芦峅寺
江戸中期から続く立山信仰の伝統行事「オンバサマのお召し替え」が13日、立山町で行われました。
立山町芦峅寺の閻魔堂には、「オンバサマ」と呼ばれる木製の姥尊像(うばそんぞう)が15体祭られています。
女性を救ってくれるとして大切にされてきました。
毎年3月13日に行われるオンバサマのお召し替えは江戸時代中期から続く伝統行事で、2024年1月、国の文化審議会が「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」として選択するように文化庁に答申しました。
13日は、新しい白装束を芦峅寺の女性たちがオンバサマに着せていきました。
参加した女性
「私たちが引き継いでいって、少しでも長く伝統が受け継がれて行けばいいなと思っております。」
参拝者はオンバサマに手を合わせて、一年の無事と幸せを願っていました。