【発表】富山県の新年度予算案 震災復興と人口減少対策に重点
県はきょう新年度の当初予算案を発表しました。
新田知事にとって2期目最初の予算編成で、能登半島地震からの復旧・復興や 加速する人口減少への対応に重点を置いています。
新田知事「地震を忘れないという意味をこめて地域防災力を高めていくということ。その先には 富山県をさらに前に進めていくという目標をもって作った予算」
県の新年度の当初予算案は一般会計で6006億円余りで今年度よりおよそ120億円減りました。
新型コロナ対策の関連経費が減少したことが大きな理由としています。
能登半島地震からの復旧・復興関連には54億円を計上しました。
主な事業として、防災士の養成強化や避難所におけるトイレやベッド、空調などの整備を盛り込んでいます。
また去年、県の推計人口が100万人を割り込んだことを受け、人口減少への対応に38億円を計上しました。
共働きや子育て中の世帯を支援するため、男性の長期での育児休業の取得促進。
生産人口の減少を補うため、外国人材が活躍できる環境整備に取り組む考えです。
また移住促進や観光客の誘引強化などを通し、様々な形で富山と関わる人の増加を図る考えです。
新田知事は、2期目最初となった今回の予算編成について。
新田知事「昨年の選挙での公約の2本の柱、未来に向けた人作りが片方ですけども その中心はやっぱり、こどもまんなか社会を作っていく」
県はこの予算案を今月25日に開会する県議会2月定例会に提出します。