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岩国基地周辺のPFAS問題 山口県が来年度に向けモニタリング調査を検討

2024年11月19日 15:21
岩国基地周辺のPFAS問題 山口県が来年度に向けモニタリング調査を検討

岩国基地周辺で有害性が指摘されるPFASが国の暫定目標値を超えて検出された問題で、山口県が来年度に向け、PFASモニタリング調査を検討していることが分かりました。

岩国基地近くの水域では、ことし、国際団体や岩国市の市民団体が水質を調査し、有害性が指摘される「PFAS」の該当物質がいずれも国の暫定目標値を超えました。

これを受け、岩国市は国や県に対し、調査を依頼していましたが、県から19日午後「市からの要望を受け環境省と協議した結果、来年度に向け、調査の必要性を検討する」と連絡を受けたということです。

独自の調査を行った市民団体「瀬戸内ネット」は、基地の中でPFASを含む泡消火剤が使われていたことが検出の原因と考えられるとし、使用履歴などを自衛隊やアメリカ軍に明らかにさせるよう岩国市に申し入れました。

岩国市の担当者は「現時点でPFASの検出とアメリカ軍や自衛隊との因果関係について、確たることを申し上げることは困難」と防衛省から連絡があったと明らかにしました。

最終更新日:2024年11月19日 19:31