米軍岩国基地周辺の防音工事範囲は縮小見通し…工事関連業者は「対象区域の維持・拡大求める」
資料:岩国基地
米軍岩国基地周辺の防音工事について、防衛省はその範囲の見直し作業を進めています。
現在よりも範囲は狭まることが予想されていて、地元の工事関連業者は、工事の助成条件の拡大などを国に求めていくことを決めました。
防衛省は現在、アメリカ軍岩国基地周辺のうるささ指数75W以上の地域で住宅防音工事の助成を行っています。
対象区域は30年以上更新されておらず、現在、見直しが進められています。
現在の対象区域は1600ヘクタールありますが、2017年の防衛省の説明によりますと、「滑走路沖合移設により大幅に騒音は減った」として650ヘクタールにまで縮小するとしています。
これについて、防音工事関連の業者でつくる協議会が岩国市で総会を開き、工事の助成対象の維持・拡大を国に求めていくことを確認しました。
対象区域が狭まっても、助成条件の拡大などで工事の件数を維持したい考えで、7月以降、防衛省に要望する方針です。