【山口天気 夕刊2/5】関東の雪に伴う交通の乱れに山口県でも注意を 県内は冷たい北風で体に堪える寒さ続く
週明けのきょう5日(月)の山口県は、九州・四国の南岸付近を通過した低気圧や前線の影響で、少々強い雨、そして東寄りの風も少々強く吹いた所がありました。
低気圧のまとまった雨雲は、午後になるとだんだん東に抜けていきましたが、現在は東日本で天気が大きく崩れ、関東方面では広く雪となり、すでに積雪が増えつつある所も多くなってきています。
「南岸低気圧」と呼ばれる、日本の南岸を通過する低気圧によりもたらされる雪が、関東方面では、今夜をピークに、あす6日(火)午前も度々降りやすい見通しで、県内から関東方面に向かう交通の便などへの影響拡大の心配があります。
出張、受験などで遠出の予定がある方は、交通情報などに十分注意し、時間にゆとりある行動などを心がけて頂ければ、と思います。
一方で県内は、低気圧は東に去って行く形にはなるものの、低気圧の後ろ側で流れ込む北からの寒気の影響で、全般に曇りがちの天気が、あすにかけて続く見込み。瀬戸内側では少し日が差す所もありますが、日本海側ほどどんより重たい雲で、一部でにわか雨もあり、また、最高気温は1桁止まりの所が多く、体に堪える寒さも続きそうです。
外出の際は、気まぐれな雨に備えて、折りたたみ傘などの準備は必要です。
また、北風によって、数字以上に体感的な寒さは厳しい、とみられます。寒さ対策も入念に行っていきましょう。
海上では、響灘・日本海側で、うねりを伴う高波に引き続き、十分ご注意下さい。
今週は後半にも、日本の南を前線や低気圧の雨雲が通過するタイミングがある、とみられますが、今回からはだいぶ陸地から離れた所を通過していくことで、天気の大きな崩れにはなりません。
しかし、そのぶん、前線や低気圧の北上を押さえ込む、北からの冷たい空気の力がやや強いことになり、日ざしが届く時間が増えてきても最高気温で10~11度くらいで、2月の、この時期らしい寒さが続く見込みです。
季節の歩みは、まだまだ足踏み状態…油断して風邪を引かないよう、健康管理に十分注意して過ごしましょう。
そして今週末からの3連休は、真ん中の日曜日は気圧の谷の通過で一時天気不安定となる心配あり、と見込んでいます。
この3連休の間までは冬らしい寒さですが、来週は気温上昇の兆しがみられ、春本番に向かって力強く季節は歩みを進めていく見通しです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)