4月13日は「下関市いのちの日」…下関市の小中学校でいのちを考える取り組み
下関市では今から19年前に女子中学生がいじめを受けて自殺した4月13日を「下関市いのちの日」としています。
これにあわせて市内の小中学校などでいのちについて考える取り組みが行われました。
川中中学校で行われた授業では、下関市出身で大学の客員教員を務める中村珍晴さんが講師を務めました。
中村さんは、大学時代、アメリカンフットボールの試合中に首の骨を折り、車椅子で生活しています。
「生きているのがこんなにつらいと思ったのは、その時でした」
川中中学校では、2005年4月13日、当時中学3年生だった女子生徒がいじめを受けて自殺しました。
きょうは、女子生徒の両親も授業に出席しました。
中村さんは、家族や友人に支えられた経験を踏まえ「人とのつながりを大切にし後悔なく生きるという事を大事にしてほしい」と呼びかけました。
女子生徒の両親は、「いじめは相手の未来、そして、自分の未来を壊すことになる絶対にしないで欲しい」と呼びかけました。