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教授からアカハラでうつ病に 山口大講師が提訴

2023年9月29日 20:17
教授からアカハラでうつ病に 山口大講師が提訴

山口大学大学院の女性講師が男性教授から嫌がらせなどを受けその後、うつ病を発症したとして、教授や大学法人を相手取り、あわせて500万円の損害賠償を求め、きのう(28日)山口地裁に提訴していたことがわかりました。

訴えを起こしたのは、山口大学大学院医学系研究科に所属する女性講師です。

女性講師は2017年から去年(2022年)にかけ、同じ研究科に所属する男性教授から実験中に嫌がらせを受けたほか、ほかの講師がいるなかで、「あなたが研究費を無駄にしている」などと責め立てられるいわゆる“アカデミックハラスメント”を繰り返し受けたと主張。

男性教授と大学法人にあわせて500万円の損害賠償を求めています。

女性講師はその後、うつ病を発症し、大学に相談。

大学側は「ハラスメント防止・対策委員会」を設置したものの、“アカハラ”を含むハラスメントは認められなかったとする結論を出していました。

一方、労働基準監督署はことし3月、「他の同僚の前で女性講師に攻撃的な発言があったことが認められる」などとして女性講師の労災を認定しています。

大学側は、「事案があったことは事実だが、 大学側はハラスメントとは認めていない」とコメントしています。