山口県からブラジルへ渡った人達はおよそ8000人にのぼります。

移住した人やその子孫で作るブラジル山口県人会のメンバーが県庁を訪れました。

村岡知事や柳居議長が出迎えたのはブラジル山口県人会の訪問団33人です。

来県は2011年以来で一行はきのう（19日）、山口宇部空港に到着、昨夜は湯田温泉で歓迎会が開かれました。

（村岡知事）
「改めまして皆様ようこそ山口県へお越し下さいました。ご来県を心から歓迎申し上げたい」

ブラジル県人会は1927年に移民の子孫などで結成され現在、250世帯の会員がいるということです。

6年前は村岡知事ら訪問団が創立90周年式典に出席したほかことしは8月にはコロナで一年延びた95周年の式典に平屋副知事らが出席し交流を深めました。

きょうの表敬では県人会の伊藤紀美子会長が県の支援で続く研修生の受け入れに対し感謝の意を伝えました。

訪問団の中には初めて山口県を訪れた人もいました。

(2世の男性)
「私の母が、お父さんが宇部からでました。（来県できて）うれしいですね、 ありがたいです。ここにきて良い場所です」
(伊藤紀美子会長)
「子ども達にあの山や川はああだったよとかあそこはこうだったとか言って伝えているわけです初めての畳、初めての布団、初めての浴衣、初めての大衆浴場、驚きの一言、おじいちゃんが言っていたのはこういうことだったんだ」

4年後に創立100周年を迎えるブラジル県人会。

一行は今月23日まで県内に滞在し観光などを楽しむ予定です。