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【山口天気 夕刊10/25】26日(木)も秋晴れ継続 しかし27日(金)は強雨・雷・突風など非常に不安定な天気に十分注意!

2023年10月25日 18:50
【山口天気 夕刊10/25】26日(木)も秋晴れ継続 しかし27日(金)は強雨・雷・突風など非常に不安定な天気に十分注意!
27日(金)は大気の状態が非常に不安定に

山口県は25日(水)も安定した晴天が続きましたが、日本列島全体で見ると、山口県より東、近畿や北陸、東日本や東北方面にかけては、所々活発な雨雲や雷雲が発生する、非常に不安定な空模様となりました。

山口県は九州付近に中心を持つ高気圧にシッカリ覆われたのですが、東日本方面は高気圧と高気圧の間の気圧の谷となり、そこに上空に強い寒気が流れ込んできたことで、大気の状態が不安定になったためです。
秋晴れをもたらす高気圧のパワーが少し弱まると、すかさず北から寒気が降りてきやすい状況となっていることに留意が必要です。

山口県は、26日(木)にかけては引き続き高気圧にシッカリ覆われ、安定した晴天が続きそうですが、27日(金)は高気圧のパワーが弱まり、日本海を低気圧や気圧の谷が通過するとともに、北からの寒気が、西日本までシッカリ流れ込みそうな見通しとなってきました。
これにより、きょう25日(水)の東日本方面のような不安定な天気が、山口県では27日(金)に心配な状況となる見通しです。

26日(木)は引き続き、安定した秋晴れの一日。カラッとした空気と、昼夜の寒暖差が大きい状態が続きます。朝の最低気温は、山間部や内陸中心に1桁となりますが、日中の最高気温は所々25度に届く「夏日」となる可能性もあり、長袖の袖をまくりたくなるような、汗ばむ暑さを感じることもあるでしょう。

27日(金)は急速に厚みのある雲が目立つようになり、所々急に雨雲が湧き上がって短い時間ではあっても大粒の強めの雨が降る心配があります。
さらに、雷雲発生の確率も急激に高まり、立て続けに雷が鳴り響くおそれがあるほか、大気の状態が非常に不安定になる中、場合によって、氷の粒、ひょうが降ったり、竜巻などの激しい突風の心配もあります。
特に朝~昼過ぎ頃にかけての日中の時間帯が、少々身の危険を感じる天気になる可能性が高め、とみられます。外出の予定を柔軟に変更できるようにしておくなど、金曜日の不安定な天気に対して、出来る準備を進めておきましょう。

上空の強い寒気は土曜日になると次第に抜けていく見込みです。週末からは再び、しばらく秋晴れが続く日々となるでしょう。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)