埼玉・八潮の事故受け下水道を緊急点検 同時期に整備されたもの 山口・光市
埼玉県で下水道の破損が原因とみられる道路の陥没事故が発生したことを受け、山口県は、事故があった場所と同じ時期に整備された下水道の緊急点検を行いました。
光市で始まった下水道の緊急点検。防護服を着た作業員が、およそ15メートル下の下水道に入って目視での点検を行いました。
この点検は、埼玉県八潮市で下水道の破損が原因とみられる道路の陥没事故が起きたことを受けて、県が行ったものです。県内ではおよそ6050キロメートルもの下水道が整備されていて、県が管理するのはそのうち約37キロ。今回の点検は、事故があった場所と同じ昭和58年と、それ以前に整備された光市中島田から浅江間のおよそ6.6キロ、13か所が対象です。
下水管の耐用年数はおよそ50年といわれていて、土砂の堆積や破損の原因となる腐食がないかなど、およそ1週間かけて点検を進めるということです。
「ネジのずれはなかったです。管渠内の土砂の堆積もなかった。」
「異常があれば、緊急的な補修や修繕をやらないといけない。県民の皆さまが安心安全な生活を送れるように、施設の適切な維持管理に努めたい。」
県は5年周期で、管理する全ての下水道を点検していて、補修が必要な箇所があれば速やかに対応していきたいとしています。