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海自護衛艦「いなづま」の当時の艦長ら3人に罰金の略式命令~修理費は40億円~山口・周防大島沖で岩に乗りあげ航行不能に

2024年1月15日 14:06
海自護衛艦「いなづま」の当時の艦長ら3人に罰金の略式命令~修理費は40億円~山口・周防大島沖で岩に乗りあげ航行不能に

 去年1月、海上自衛隊の護衛艦いなづまが、山口県周防大島沖で自力航行できなくなった事故について、業務上過失往来危険の疑いで書類送検されていた護衛艦の当時の艦長ら3人が柳井簡裁から罰金の略式命令を受けました。

 罰金の略式命令を受けたのは、護衛艦いまづまの当時の艦長の2等海佐と砲術長、水雷長の3人です。

 この事故は去年1月、海上自衛隊の護衛艦「いなづま」が周防大島沖で岩に乗りあげ航行不能となったものです。3人はこの際、ほかの艦船の往来に危険を生じさせた疑いがあるとして、事故からおよそ10ヶ月経った去年11月、業務上過失往来危険の疑いで山口地検へ書類送検されていました。

 柳井区検察庁は先月27日、艦長ら3人に対し、「浅瀬および暗岩の有無を確認するなどし、 浅瀬または暗岩への乗り上げを 未然に防止するべき業務上の注意義務を怠った」などとして、業務上過失往来危険の罪で略式起訴。今月10日、柳井簡易裁判所は3人に対し、それぞれ罰金40万円~50万円の略式命令を出しました。

 護衛艦いなづまは広島県尾道市のドックにえい航されていて、完全復旧には数年かかり、修理費はおよそ40億円ということです。
 
【艦長・・・罰金50万円、砲術長・水雷長・・・罰金40万円】