【山口天気 朝刊11/6】連休明けのきょう6日(月)は、荒天に注意!午後は激しい雷雨や竜巻などの激しい突風のおそれ
今朝にかけて大陸に大きく広がる白くまとまった雲が西日本に近づいてきています。山口県上空にも段々と雲が増えてきました。
日本海には、発達しながら、低気圧が進む見込みで、低気圧から伸びる寒冷前線が山口県を通過する見込みです。季節外れの暑さをもたらしている暖かい空気が、南風に乗って前線に向かって流れ込むため、前線の近くでは、大気の状態が非常に不安定となる予想です。また、等圧線の間隔も狭まる見込みで、午後ほど、日本海側の海上を中心に風が強まる予想です。暴風警報が発表される可能性があり、高波にも注意が必要です。今後の情報もご確認下さい。
午前中は、前線の南側で、湿った空気がぶつかる、県東部ほどにわか雨があるかもしれません。昼頃になると、前線の活発な雨雲が流れ込み始める見込みです。ザッと雨が強く降ったり、雷を伴って、土砂降りの雨となるおそれがあります。また、西寄りの風も強く吹く見込みで、雨が横から降り込んできたり、突風が吹く可能性もあります。長い時間降り続く雨ではなさそうですが、一気に雨脚が強まったり、落雷や、竜巻などの激しい突風の心配もあり、状況が一気に変わるような激しい現象が発生するおそれがあります。身に危険を感じたら、安全な場所でやり過ごす心がけでお過ごし下さい。夕方頃になると、雨雲は東へ抜け始める見込みで夜にかけて雨は小康状態となりそうです。
日中の最高気温は、あちらこちらで25度を超える予想。萩では28度予想です。南風によって、雨が降り出す前に気温が一気にあがって、11月として異例の夏日となる所がきょう6日(月)も多くなりそうです。ただし、雨が降り出してから、夜にかけては、一気に空気が入れ替わって、朝よりも気温が下がります。雨によって体を冷やさないようにお気を付け下さい。
あす7日(火)は天気は回復して、よく晴れそうです。昼間の気温は、20度ちょっととなる見込みで、季節外れの暖かさはきょう6日(月)の雨を境に落ち着くでしょう。次の天気の崩れは10日(金)頃の予想で、この雨のあとは、最高気温で20度以下となる予想。雨の度にようやく秋が深まっていきそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 中原一徹)