3年連続で職員や元職員が逮捕… 岩国市役所が職員対象に倫理研修
3年連続で職員や元職員が警察に逮捕されたことを受け、岩国市は、全ての職員を対象とした倫理研修を開きました。
(日本経営協会・田鹿俊弘専任講師)
「一回失った信頼は回復には時間がかかる。」
「不祥事が起きないことに、組織として取り組むことが必要。」
岩国市では、2022年に元職員が官製談合防止法違反などの疑いで逮捕され、有罪判決を受けました。その翌年(2023年)には保育教諭の職員が威力業務妨害の疑いで逮捕され、有罪判決。さらに去年・2024年も職員が逮捕され、現在、不同意性交などの罪で起訴されています。
倫理研修は3年連続の不祥事を受けて市が開いたもので、講師は公務員の地位の特殊性や、不祥事の起こりにくい職場環境づくりについて話していました。
(岩国市施設経営課・清水智和班長)
「不安な状況になっていないか、行動がおかしくないかとか(職場で)日ごろから目をかけていく、声をかけていくことが大切ではないかと思う。」
研修は全職員2170人が対象で、業務の都合などで出席できない職員には、管理職が研修内容を伝えるということです。