中間貯蔵施設建設計画に反対を…柳井市の離島・平郡島の住民が要望書を提出
上関町で立地可能性調査が進められている使用済み核燃料の中間貯蔵施設についてです。
柳井市の離島=平郡島の住民が市などに対して計画に反対するよう求める要望書を提出しました。
柳井市平郡島の住民3人が柳井市役所を訪れ平郡西連合自治会の鈴木進会長が井原市長に要望書を手渡しました。
要望書では上関町の周辺自治体、1市3町の市長・町長に対して計画に反対するよう県に申し入れることなどを求めています。
また、要望書とともに市内の自治会を通して行ったアンケート調査の結果も提出しました。
アンケートでは市内の308自治会のうち161の自治会から3991件の回答があり、72%が計画に反対、4%が計画に賛成24%がよくわからないという結果でした。
井原市長は「国と事業者に市民の声に向き合ってもらい説明をしてもらってから判断をしていく」と答えました。
(井原市長)
「反対、否定的なお声がそこにはあるという所を改めて認識すると今まであった中での一部であると認識しております」
(要望書を提出した井上重久さん)
「住民の代表として声を発してほしいのですが結果的に国と電力事業者の説明をという事でしかないので住民の代表としての行動が残念ながらとっていただけない」
井原市長は来月下旬にも、1市3町の首長で情報共有する場を設ける考えがあることも明らかにしました。
平郡島の住民らは知事に対しても計画反対を表明するよう求める要望書を提出しています。