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1年3か月ぶりの上方修正 日銀下関支店「県内景気 緩やかに回復」

2024年2月1日 12:06
1年3か月ぶりの上方修正 日銀下関支店「県内景気 緩やかに回復」

日本銀行下関支店は県内の景気について「緩やかに回復している」と1年3か月ぶりに上方修正しました。

日本銀行下関支店によりますと個人消費では新型コロナウイルスの分類を5類に引き下げて以来初めての年末年始を迎え、百貨店・専門店では家族連れや帰省客による来店が増えたり、飲食店では団体客の利用が増えたりしたということです。

日銀下関支店は個人消費については1年ぶりにこれまでの「持ち直している」から「着実に持ち直している」に上方修正しました。

(日本銀行下関支店 重本浩志支店長)
「物価高という逆風のもとでも粘り強さを発揮して緩やかながらも増加を続ける財消費、サービス消費の堅調さを踏まえまして(個人消費は)着実に持ち直しているという上方修正を行っている」

一方、住宅投資について原材料価格の高騰などの影響で住宅価格の高止まり感がみられる中購入に慎重さが出ているとして「弱めの動きとなっている」と下方修正しました。

生産では海外経済の回復ペースが鈍化していることなどから化学について生産調整が続いているということです。

これらを踏まえて県内全体の景気については1年3か月ぶりにこれまでの「持ち直している」から「緩やかに回復している」に上方修正しました。