旧長生炭鉱…3日間の潜水調査が終了 遺骨は見つからなかったものの石炭や構造物の一部を回収
宇部市の旧長生炭鉱では31日から3日間の日程で潜水調査が続いていましたが、最終日の2日も遺骨と見られるものは見つかりませんでした。次回調査は4月に行われる予定です。
戦時中の水没事故で多くの朝鮮半島出身者が犠牲となり、今なお海底に遺骨が残されたままです。
今回、ダイバーの伊左治さんは、初日は坑口から250m、2日目はさらに15mほど奥に進ました。
しかし、265m付近には木材などの構造物が大量に折り重なっていて今日もそこを通り抜けることができず、2時間で調査を終えました。
結局、遺骨は見つかりませんでしたが、坑道内から石炭や構造物の一部と見られるものを持ち帰りました。
(ダイバー 伊佐治さん)
「この中で人が働いていたことが分かる構造物はかなりあった」「たぶんこれ以上ここからは難しい。次はピーヤから入る」
(長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会 井上洋子共同代表)
「ご遺骨は必ずある。必ず対面できる時が来る」「次に向かって一歩一歩前進していきたい」
次回は、4月1日、2日を予定していて、韓国からもダイバーを招き共同で実施するということです。