漁網に絡まれた状態で海中に転落…底引き網漁船に乗っていた防府市の70代男性漁業者が死亡
4日、底引き網漁をしていたとみられる防府市の70代の漁業者の男性が、光市牛島沖で、漁網に絡まれた状態で海中に転落しているのが見つかり、救助されましたが、その後、死亡が確認されました。
海中転落事故で亡くなったのは、防府市の山口県漁協野島支所に所属する小型底引き網漁船・海宝丸の70代の漁業者の男性です。
徳山海上保安部によりますと、4日午前9時20分ころ、県漁協野島支所から、「所属する漁船がいつもの時間になっても帰ってこない」と通報がありました。
通報を受け、徳山海上保安部は、野島支所の漁船とともに、海と空から捜索をしていたところ、午前10時半過ぎ、光市牛島の西方約8㎞の海上で、仲間の船が、海宝丸と、漁網に絡まった状態で海中に転落している男性を発見。
その後、海上保安部の潜水士が男性を救助しましたが、午前11時半ころ、死亡が確認されました。
海宝丸の船体には外部からの損傷は認められず、徳山海上保安部で事故に至った経緯などを調べています。