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【山口天気 夕刊11/9】ナベヅル第1陣飛来とともに 季節は冬へ急加速 10日(金)は冷たい雨 来週にかけては師走の寒さも

2023年11月9日 18:42
【山口天気 夕刊11/9】ナベヅル第1陣飛来とともに 季節は冬へ急加速 10日(金)は冷たい雨 来週にかけては師走の寒さも
10日(金)朝の雨雲予想

きょう9日(木)、本州唯一のナベヅルの越冬地、山口県周南市八代に、今シーズン第1陣のナベヅルが飛来した、というニュースがありました。
そして、これから山口県は、実際に冬の到来を感じるほどの空気の冷たさになっていきます。

きょう9日(木)の昼間は、県内は、まだ日ざし十分で心地よい陽気でしたが、高気圧はすでに東に遠ざかり、西から迫る、まとまった雲により、このあと天気は下り坂です。

あす10日(金)は、夜明け前には広く本降りの雨に。低気圧や前線の通過に伴い、昼頃にかけては、少々強い雨や雷を伴う可能性もあります。
その後も夕方頃にかけて、雨が降ったり止んだりのぐずつく天気が続きそうです。

また、ぐずつく天気により、日中の気温の上がり方が鈍く、山口市内は20度に一歩届かず、降る雨が、とても冷たく感じられそうです。

外出の際、できるだけ冷たい雨に濡れないように、シッカリ雨対策を。
お子さんには雨合羽を着せてあげたり、濡れたときのために、タオルや予備の靴下などを用意しておくのもいいと思います。

そして、この雨のあと、さらに体に堪える寒さがやってきます。
雨を降らせた低気圧や前線が東に遠ざかったあとの週末、さらには来週初めにかけて、等圧線が縦縞模様の冬型気圧配置となり、今度は冷たい北風で寒さが増す「風冷え」となってくることで、いっそう体に堪える空気の冷たさとなっていきそうです。

今週末は、瀬戸内側を中心に晴れ間が多い一方、日本海側は曇りがちで少し時雨模様の可能性があります。
また、冷たい北風で、いっそう体感的な寒さが増し、紅葉狩りなどのお出かけには厚手の上着などが必要です。来週にはさらに強い寒気の流れ込みで、最高気温が15度に届かない、12月上旬並み…とうとう冬の入り口の寒さがやってくることにもなりそうです。

コートやフリース、ニットなど冬の装いの準備は大丈夫ですか?
季節の歩みの加速度が一気に変わることを踏まえて、急ピッチで進む季節で体調を崩さないよう十分気をつけていきましょう。

また、この急な寒さで紅葉の見頃のタイミングが駆け足で過ぎていく可能性もあります。
日々、天気コーナーでお伝えしている「紅葉だより」を確認しながら、タイミングを逃さず、秋の彩りを楽しんでいきましょう。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)