”福幸丼”に舌鼓…能登「復興応援ツアー」第一弾 観光客が復興目指す被災地へ
元日の地震で大きな被害を受けた能登の今を見て、現状を知ってもらう「復興応援ツアー」。そのツアーが始まり、第1陣が到着しました。
4日、午前10時ごろ。
平田真彦 記者:
「関東からの観光客を乗せた飛行機が能登に到着しました」
やってきたのは「復興応援ツアー」のお客さんです。このツアーは石川県と大手旅行会社が連携して企画したもので、初回は首都圏から33人が参加しました。
旅行は1泊2日。1日目は珠洲市の珠洲岬や穴水町の能登ワインの工場などを訪れ、復興を目指す被災地を見学しました。
阪急交通社 小嶋隆太郎さん:
「旅行を通して復興につながればという思いがありましてツアー造成にいたりました。地震のあとに初めてくるお客さんいっぱいいらっしゃると思うんですけども、旅行として楽しんでもらうところも楽しんでもらいながら、現状を見てもらえればなと思っております」
そして、昼食に訪れたのは珠洲市に2日後にオープン予定の、4つの飲食店が入る仮設の店舗。ツアー客限定でひと足早く営業を始めました。
すずなり食堂・坂本信子 代表:
「きょうは皆さまに能登の味を楽しんでいただこうと思っております」
ブリやイカなど海の幸をふんだんに使った「能登福幸丼」が提供され、観光客が舌鼓を打っていました。
東京から:
「とてもおいしかったです。いろんな種類があるので旅行で少しでも手助けになれば」
横浜から:
「とってもいい景色できょうお天気も良かったからうれしいです。ここに来ていろいろ産地のものをまた買って、おうちで楽しめたら。少しは力になれるのかなと思いながらですけど」
一方、ツアー客を受け入れる地元の人は…
すずなり食堂・坂本信子 代表:
「うれしいです、感無量です。笑顔で召し上がっていただいて、本当にいいなと思いました。仕事を続けたいなと思いました。能登は本当に美しい所なので、皆さん感じていただいて、見に来ていただいて」
今後に期待を寄せていました。
このツアーは11月下旬まで行われる予定ですが、すでに900人を超える予約が入っているということです。