初雪ことしはどうなる? 平年日まであと3日 小野さんのなるほど天気解説
小野:
早速、気象台の週間予報を見ていきましょう。
あす後半から日曜日にかけて、冬型の気圧配置になり雨が降るでしょう。
特に日曜日は、今シーズン初めて「雨か雪」という表現が付きました。
月曜日は晴れますが、火曜日からは、雨の日が続くでしょう。
市川:
1週間の気温がジグザグですね。
小野:
今の時期の最高気温は14度、最低気温は6度くらいが平年並みですので、日によってかなり差があります。
市川:
あと10日で12月です。寒さや雪が気になります。
小野:
気象台から発表された来年2月までの3か月予報を見ていきましょう。
気温は、12月から2月まで「ほぼ平年並み」の予報です。
そして降水量、つまり雨や雪の量は12月と1月は「平年並みか多い」です。
「雪の量だけ」の予報は月ごとには発表されませんが、3か月を平均すると「平年並みか多い」予想です。
市川:
小野さん、気温は「ほぼ平年並み」なのに、どうして雨や雪の量は「多め」の予想なんですか。
小野:
気象台によりますと、まず12月の気温は、前半が高く、後半が低い予想で、それを平均して「ほぼ平年並み」という表現にしたそうです。
次に、日本海の水温が高いので、12月や1月の寒気、気温がほぼ平年並みでも、その差が大きくなり、より雪雲が発達しやすいそうです。
このため、特に12月後半から1月を中心に「大雪には注意してほしい」という意味合いだそうです。
市川:
雪には、きちんと備えないといけませんね。
小野:
さて、あす22日は二十四節気の「小雪」です。寒くなり、雪が降り始める頃とされています。
市川:
金沢での初雪の平年日は、もう少し先でしたよね。
小野:11月24日、あと3日です。
市川:
今シーズンは平年より気温が高めですので、少し遅れそうですか。
小野:
そこで、今までで最も遅かった日を調べてみました。最も遅かった初雪は2004年などの12月22日でした。
市川:
こんなに遅かったんですね。最近は、昔に比べて、遅い年が多くなっている気がするのですが…
小野:
そこで、初雪の日を平年日で調べてみました。平年というのは、10年ごとに更新されます。
ひとつ前の平年日は11月21日でしたが、いま使っている平年日は11月24日です。3日遅くなっています。
市川:
平年日まであと3日。いつ降ってもいいようにタイヤ交換など怠りなくしておきたいですね。
小野:
因みに私はもう済ませました。
最後に気象台の週間予報で、この先の天気をもう一度、確認しましょう。
あす後半から日曜日にかけて、冬型の気圧配置になり雨が降るでしょう。
月曜日は、晴れますが、火曜日からは、雨や曇りの日が続くでしょう。
最高気温は日によって 差があるでしょう。
市川:
ことしは季節の進みが遅れていますが、その分、冬への備えはしっかりとしたいですね。
小野さんとお伝えしました。