×

来週は再びの大雪に注意 降雪量の“平地”“山地” 境目を再確認 なるほど天気解説

2025年2月13日 19:23
来週は再びの大雪に注意 降雪量の“平地”“山地” 境目を再確認 なるほど天気解説
市川 栞 キャスター:
木曜日は気象予報士の小野さんに週末の天気を中心に伝えてもらいます。お願いします。

小野 和久 気象予報士:
お願いします。

市川:
小野さん、13日朝は風が強めでしたが、午後からは落ち着きましたね。

小野:
14日・あすは穏やかな天気ですが、来週はまた、大雪に注意が必要です。

小野:
気象台の週間予報を見ていきましょう。14日・あすは、夕方から晴れ間が出るでしょう。15日・土曜日は雲が広がり、16日・日曜日は一時、雪か雨が降るでしょう。そして、17日からは冬型の気圧配置が続き、また強い寒気が入ってきます。

市川:
17日からは、雪のマークが続きますね。

小野:
はい、気象台からは「特に、17日・来週月曜日頃からは、低温と大雪に注意してほしい」という情報が出ています。

小野:
その17日・来週月曜日の予想天気図です。強い冬型の気圧配置、そして、強い寒気が予想されています。寒気の色分けの一番濃い色、大雪の目安が能登半島に降りてきます。この状態が、少なくとも20日・木曜日頃までは予想されています。

市川:
先週のような平地で大雪にならないことを祈りますが、今後の気象台の情報に注意が必要ですね。

小野:
先週もそうでしたが、雪が予想される場合、気象台からは降雪量の予想が発表されます。

市川:
大雪が心配されるときには、テレ金ちゃんなどでお伝えしていますね。

小野:
12時間や24時間の予想が出ますが、このとき、加賀・能登の平地の数字に加え、山地の情報も発表されます。

市川:
先週、大雪が予想されたときには、加賀地方の山地では、24時間で1メートルという予想が出た日もありました。

市川:
この平地と山地、どこまでが平地でどこからが山地という基準がありましたよね。

小野:
以前、クイズにしたことがあったんですが、市川さん、覚えていますか。

市川:
境目は標高の違いでしたよね。以前は、キリがいい100メートルと答えたような…

小野:
その通りです。左側の地図は、気象台が予想を発表するときに使う地図です。凡例を拡大したのが右側です。気象台では、平地と山地の境目を標高100メートルとしています。

市川:
自宅の標高が100メートルに近い方は、山地の数字も参考にするといいですね。来週の雪の情報のときに参考にしたと思います。

小野:
最後に、気象台の週間予報で、この先の天気をもう一度、確認しましょう。

小野:
14日・あすは夕方から晴れるでしょう。15日・土曜日は雲が広がり、16日・日曜日は一時、雪か雨が降るでしょう。そして、17日・月曜日頃からは、寒気と 冬型の気圧配置の影響が続きます。気温が低く、再び大雪になる恐れもあります。

小野:
また、13日に発表された1か月予報によりますと、平年より気温の低い状態は、2月いっぱい続く可能性があります。雪の量も平年より多い見込みです。

市川:
特に雪に関しては、気象台からの今後の情報に十分気を付けないといけませんね。小野さんとお伝えしました。

最終更新日:2025年2月13日 19:23