大雪の影響で能登を中心に発生した停電や集落の孤立。
現在は復旧に向かっていて、電気が通った地域では住民から安どの声が聞かれました。

記者リポート「午後1時過ぎの輪島市町野町です。電線によりかかるようにして木が倒れていることが分かります」

12月21日以降、大雪による倒木などで能登を中心に延べ1万6500世帯で停電した石川県内。
現在は、そのほとんどが復旧していますが、24日の朝まで12時間ほど停電していたという人は。

住民①「風呂も入れん、トイレもだめ。ローソクの生活で石油ストーブで暖とるだけや」「文明の利器は災害に本当に弱い」

ただ、停電は復旧したものの娘夫婦らが帰省する正月までに山のような雪をどかす作業が続くと話します。
そして、こちらは24日夜、ようやく電力が復旧したという住宅。

住民②「22の朝からとまっとってん」「ひどかったよ」

2日間にわたり停電し、不自由な生活が続いたと話します。

住民②「これ付けて、夜はここでご飯食べていた」

電気が通るまでの間はランタンのあかりで食卓を照らしていたといいます。

住民②「（電気が復旧して）嬉しかったわい。ほんとにうれしかった」

北陸電力送配電によりますと能登の一部の地域では、停電が発生しています。

また、県によりますと輪島市の2地区10世帯の孤立集落は25日午後に解消したということです。