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金沢で七夕笹流し 「みんな帰ってきますように」 能登半島地震の被災地からも…復興への願いを短冊に 

2024年7月8日 19:23
金沢で七夕笹流し 「みんな帰ってきますように」 能登半島地震の被災地からも…復興への願いを短冊に 
6日、金沢市の浅野川では、恒例の「七夕笹流し」が行われました。ことしは能登半島地震で被災した輪島市の子どもたちが願いを記した短冊も飾られました。

この「浅野川七夕笹流し」は金沢市の並木町町会が戦後間もない時期から始めた行事。短冊や飾りが取り付けられた笹を子どもたちが持ち寄り浅野川に流し入れて願掛けをするものです。

そして、ことしは…

並木町町会・松田孝一さん
「今回は輪島市内の小学生全員に 短冊を送って返してもらってそれを飾りました約400人くらいだと思います。能登震災の復興が早くなるようにと。」

能登半島地震の被災地で暮らす子どもたちの短冊も集められました。

「家がつぶれませんように」
「地震でいなくなった友達がみんな輪島に帰ってきますように」
「わじましがはやくふっかつしてほしいです」

率直な思いが記されていました。

そして地元の子どもたちもそれぞれ夢や願いごとを書いた笹飾りを手に持ちながら川沿いを練り歩きます。

(Qどんな願い事書いた?)
「能登のみんなが元気になるように」
「家族のみんなが幸せに暮らせるように」
「バスケが上手くなりますようにって書きました」
「能登が早く復興しますように」

そして、一行は梅ノ橋へ。

短冊や飾りがついた笹を川に投げ入れます。

環境への配慮から投げ込まれた笹飾りはすぐに回収されましたが、輪島の子どもたちから託された復興への願いは浅野川の流れへと捧げられました。