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集団避難先からふるさとへ…2か月間の避難生活が終了 奥能登の中学生が続々と帰郷

2024年3月21日 18:26
集団避難先からふるさとへ…2か月間の避難生活が終了 奥能登の中学生が続々と帰郷
能登半島地震の影響で被災地から県内各地に集団避難をしていた子どもたちが春休みを前に、続々と自宅などに戻ってきています。

「おかえり、ただいま」

珠洲市に先ほど戻ってきたのは、1月21日から金沢市に集団避難をしていた中学生38人。
あす地元で終業式を迎えるということで、出迎えた家族との久しぶりの再会に笑顔があふれていました。

「あっちで何やったとかそういうの話しながらごはん食べたいです」

一方。白山市にある白嶺小中学校で行われたのは、輪島中学校1年生43人へのお別れセレモニー。
43人の生徒は1月17日から集団避難していましたが、この白嶺小中学校を離れることを受けて、開催されたのです。

集団避難していた2か月間、新型コロナやインフルエンザが流行り両校揃っての行事や授業はできなかったということですが、受け入れた白嶺の生徒たちが「輪島に戻っても挫けず頑張ってほしい」との思いから自ら提案し、このお別れセレモニーが実現したのです。

「やっと家に帰れて親とも会えて、(半面)この生活が終わる寂しさもちょっとある」
「みんな元気に歌ってるから温かい気持ちになりました」
「伝えきれないくらい感謝の気持ちがいっぱいです」

輪島中学校の生徒たちはあす、自宅などに戻ります。