能登半島地震から半年 間借り校舎で学ぶ小学生「違う学校の子とも仲良くなれた」
越崎成人アナウンサー:
大規模な火災が起きた輪島市の朝市通りです。
ここは東京ドームより広いおよそ5万平方メートルが焼け落ち、しばらくの間、手つかずの状態でしたが、先月からようやく公費解体が始まりました。
元日に能登半島を襲った地震では手続き中の災害関連死を含めて299人の方が犠牲になりました。
このうち、災害関連死は70人にのぼっていて、先月28日時点で200件あまりの申請もあり、今後、さらに増える可能性があります。
また、避難所には未だに2288人が身を寄せています。
半年の節目に合わせて、輪島中学校では間借りした校舎で学校生活を続ける小学生たちの様子が公開され、友達や先生と楽しそうに過ごす姿が見受けられました。
児童は:
「二次避難で友達と離れ離れになってたけど学校で当たり前のように会えることがよかった」
「違う小学校のこと今も仲良くできてよかったです」
公費解体も始まり、着実に前に進んでいる輪島朝市ですが、一方でまだ何もする気になれないという方もいらっしゃいました。半年たった今も、これからも、心のケアを含めた様々な支援が求められます。