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2日連続の水難事故…原因は「離岸流」金沢海保が現場パトロールで注意呼びかけ

2024年8月15日 18:31
2日連続の水難事故…原因は「離岸流」金沢海保が現場パトロールで注意呼びかけ

内灘海岸で2日続けて人が流されたことを受け、金沢海上保安部などは15日、パトロールを実施し注意を呼びかけました。流された原因は「離岸流」とみられています。

14日、内灘町では。

大河内陽太 アナウンサー:
「内灘海岸です。こちらでは2日続けて沖合に人が流されました」

内灘海岸では13日、14日の2日間で遊泳していた人が流されましたが、幸い、どちらもけがなどはありませんでした。

現場の近くでは、15日、海上保安庁や警察などが合同でのパトロールを行い、注意を呼び掛けました。指摘するのは「離岸流」の危険性です。

金沢海上保安部・村上露樹 警備救難課長:
「一般の方が流されて波に向かって泳ぐというのは非常に厳しい。流れに逆らって岸の方に泳いだとしてもどんどん流されます」

離岸流とは海岸へ打ち寄せられた波が沖へ向かうことでできる強い流れのことで今回、人が流された原因のひとつとみられています。

こちらは離岸流の流れなどを調査した動画で、着色した海水が数分で30メートルほど離れた沖合まで広がりました。速さは最大で毎秒2メートルにも達するといわれています。


金沢海上保安部・村上露樹 警備救難課長:
「離岸流はどこでも発生しうる可能性があるということに注意が必要です。お子様連れの遊泳のお客様にあっては常に子供から目を離さないこと。体重も軽いですので一気に沖に流されるという危険性がありますので」

内灘海岸では地震の影響でことしは海水浴場を開設しておらず、監視員は配置されていません。金沢海上保安部などは毎日パトロールを実施していますが遊泳を控えるよう呼び掛けています。