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雪の中…懸命に続く捜索活動 災害派遣医療チームも… 能登半島地震8日目の被災地

2024年1月8日 20:24
雪の中…懸命に続く捜索活動 災害派遣医療チームも… 能登半島地震8日目の被災地
能登半島地震の被災地では、雪も降る中、依然、懸命の救出活動が続いています。
現状を取材しました。

元日に県内を襲った最大震度7の大地震からきょうで1週間。

「まだまだ家のなかにおられる可能性があるというところを重点的に検索を行う」

(珠洲市蛸島町・午後1時半頃)
これまでに70人の死亡が確認され、依然、29人の安否がわからない珠洲市。

「これより内部検索を開始」「いますか~」

蛸島町では消防が150人態勢で捜索活動を行いました。

この地区をまわるのはこれで二巡目。
石川県内全体では、これまでに亡くなった方は168人、いまだに323人の安否が不明のままとなっています。

「環境が雪も降って悪い中、助けを待っておられますので、助けるために時間がある限りすべてをしらみつぶしに行う」

穴水町の10人以上が亡くなった土砂崩れ現場。

二男と三男、長女が犠牲となった寺本直之さん。
7日夜、土砂の中から行方が分からなくなっていた妻と長男の遺体が新たに見つかりました。

寺本直之さん「みんなにありがとうっていいたいですね、いろいろと「いろんな思い出を作ってくれてありがとうって言いたいですね。これからまだあいつらのために頑張らんなんって思うんで、頑張ってやります」

穴水町によりますと、8日午後3時半に別の家から2人の遺体が見つかったということです。

7日から雪に見舞われた県内。
能登町では。

酒井拓海NNN取材団「珠洲市に向かう国道です。おそらく道路が陥没していると思われるんですが、雪が積もっていて、その場所がわかりづらくなっています」

陥没した道路はどこまで路面が続いているのか判別しづらい状況に。

(珠洲市内・午前11時頃)

降りしきる雪のなか、珠洲市内では災害派遣医療チームが総合病院の患者をほかの病院に移送する作業も行われていました。

DMATの看護師「陸の孤島になっている状態で、やっぱり雪ですので、より医療資源の充実した病院に避難をさせるっていうミッションになってます」

(輪島市内・午前11時半過ぎ)

一方、輪島市内では。
農業用のハウスで10人以上の人が避難生活を続けていました。

「食べてください」「いただきます」

近くの避難所がいっぱいだったため自宅から毛布やストーブを持ち寄るなどして避難した人が暖をとっていました。

避難者の女性「うれしい」「ここに混ぜてもらって寝られるのでうれしい」