美術王国に春の訪れ告げる”現代美術展” 被災した奥能登の作家の力作も
ことしは80回の節目です。
重鎮から若手まで石川県内の美術・工芸作家の意欲作が並ぶ「現代美術展」の開場式がきょう、行われました。
戦後間もない時期から始まり、ことしで80回目となる現代美術展。
今回は洋画や工芸など6つの部門で県美術文化協会の会員ら委嘱作品と一般の部の入賞作品合わせて1103点が展示されます。
また、元日の地震で大きな被害を受けた奥能登2市2町の作家からも合わせて31点が出品されました。
こちらは最高賞となる「美術文化大賞」に選ばれた柴山桂子さんの洋画、「ハルノウタ」。
元日の地震の前は別の作品を出す予定でしたが、被災した人たちを元気づけたいという思いで、わずかな制作期間の中、能登の海と人魚をモチーフにした作品を描き上げました。
現代美術展は、あすから来月15日まで開かれていて、県立美術館では、洋画・彫刻・工芸・写真。
金沢21世紀美術館では、日本画・書が展示されます。