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今後の雨の降り方に注意!ノロノロ台風…石川への影響を気象予報士が詳細解説

2024年8月30日 18:31
今後の雨の降り方に注意!ノロノロ台風…石川への影響を気象予報士が詳細解説
越崎成人 キャスター:
「ここからは報道部の気象予報士小野さんとお伝えします。いまお伝えしたように、結構、雨が降りそうですね」
小野和久 気象予報士:
台風は、1日までには低気圧に変わる見込みですが、雨の降り方には注意が必要です」

【再撮W1:台風進路図】

「台風の進路予想を見ていきましょう。台風は、1時間に15キロの速さで東寄りに進んでいます。これからも東寄りに進み、1日までには熱帯低気圧に変わる見込みです。ここで、注意のポイントです」

「台風は、もともと熱帯低気圧から変わったものですが、変わる条件は「中心付近の最大風速が17メートル以上になる」…という点です。今回は、その逆、台風から熱帯低気圧に変わる予想です。そのときの条件も、最大風速17メートルというのが境目です。台風と熱帯低気圧の違いは、中心付近の「風の強さだけ」なんです」

「ですので、熱帯低気圧に変わったとしても、台風のような「大量の湿った空気」を運んできていることに変わりはありません。どちらも、「大雨をもたらすポンプの役目」があるんです。

【再撮W1:雨の予想】
「その影響が、まず、今夜遅くに予想されています。雨雲の予想を見ていきましょう。今夜、時間が遅くなるにつれて、台風が持ち込んだ暖かく湿った空気の影響で、活発な雨雲が進んできます。雨の降り方に注意して下さい」

「予想される24時間雨量を見ていきましょう。いずれも多い所で、31日夕方までに加賀・能登ともに60ミリ、1日夕方までは加賀で100ミリ、能登で 80ミリ。さらに、2日夕方までは、加賀で120ミリ、能登で100ミリの見込みです。」

「雨の量が多くなる可能性があります。土砂災害、低い土地の浸水、川の増水に注意・警戒してください」