ペット専用のトレーラーハウス設置も「一緒に暮らせる環境」課題のひとつに
多くの人たちが避難生活を余儀なくされる中、ペットと一緒に暮らすことができる環境が課題のひとつとなっています。
輪島市の水口知代さんは愛犬・トラマルとともに河原田公民館に身を寄せています。大勢の人が一緒に寝泊まりする避難所で気苦労が絶えません。
■水口知代さん
「もしかしたら不快に感じる方がいるかなと思いながら、負い目を感じながらみなさんここの避難所の方々はみんなかわいがってくれてよくして頂いているので…」
県も対策を進めていて、金沢市の1.5次避難所には21日にペット専用のトレーラーハウスが設置されました。ケージがあり、ペット用の衛生用品などが無料で提供されています。
小松市にあるホテルは地震の前からペットと一緒に宿泊でき、いまは2次避難所として7世帯が滞在しています。輪島市の中竜夫さんは、柴犬のクロと1月12日にここへ移りました。
■中竜夫さん
「守ってやれるもんおらんし俺がしてやらんとどうしようもないから誰か守ってやらんとかわいそうやから」
妻の紀子さんはここへ移る2日前、避難生活の中で亡くなりました。
避難生活が長引くなか、家族の一員であるペットは癒しであり、大きな支えです。