能登半島地震 生存率が下がる72時間迫る 石川県内での死者は78人に 物資の不足も課題
能登半島地震による石川県内での死者数は78人にまで増えています。
生存率が著しく下がる72時間が迫る中、救出活動が続いています。
輪島市から中継です。
【輪島市河井町から中継】
NNN取材団小林尚史記者
「私は今、輪島市河井町(かわいまち)にいます。後ろに見えますのが200棟以上が全焼した火災現場です。建物の状況描写+今も煙が上がる?壊滅的な状況なのがわかります。ここ輪島市ではこれまでに県内最多となる44人の死亡が確認されています。」
「県によりますと、ここ輪島市内には少なくとも9人の安否不明者がいるということです。」
「生存率が著しく低下するとされる72時間まで残り5時間を切り、きょう午前中には他県警が崩れてしまった建物に取り残された人がいないかなど一軒一軒確認していました。」
「また、物資の不足も課題となっています。市内にはおよそ1万1000人の方が避難所に身を寄せていて県によりますと、きのう時点で物資は2000食分しかないということです。」
「こうしたなか、輪島市役所には、けさ、自衛隊の給水車が初めて到着。およそ1000リットルがわずか1時間でなくなってしまったといいます。また、午前中に取材した際には市内の足湯施設で使う井戸水を汲み上げ生活用水に使うという男性もいました。また、食料が足りないと悲痛な声をあげる方もいました。」
被災者「やっぱり水と食事ができないんですその前にあったぱんとか、かん ぱんとかそういうのも一時期持ち出したんですけど非常用持ち出し袋とかそういうのをまだ意識してなかったものでただ今、食べるののが、あの1番大事。」
「こうした状況を受けて自衛隊はきょう、市内5か所に物資を届ける予定だということで、少しでも早く避難している方々に水や食料が届くことが求められています。」