奥能登の下水道 点検行った7割以上で被災 「上下一体の復旧へ」県が見通し
石川県は27日県内の下水道の仮復旧に向けた見通しを示しました。
県によりますと、下水道は七尾市や輪島市など5市町の処理場と17市町の管路で地震による被害が発生。
奥能登では点検を行った約320キロの下水道のうち約71%が被災していたということです。
また県内の管路や、集落排水合併処理浄化槽は順次点検を行い、復旧を行っているということです。
【上下水道の復旧見通し】
■輪島市、穴水町、能登町、志賀町
2月末~3月末
■珠洲市
2月末~仮復旧見込み(一部地域は4月以降)
■七尾市
県水の進捗状況を踏まえ検討中(29日に藤橋供給点まで送水開始。能登島を除く市内に送水)
県内では最大で16市町・約11万戸で断水が発生していましたが、1月26日時点では8市町・約4万4千戸まで縮小しています。
県は上下水道一体となった早期復旧を目指すとしています。