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被災地の受験生 避難所からいざ! 大学入学共通テスト会場の金沢市へ

2024年1月12日 20:57
被災地の受験生 避難所からいざ! 大学入学共通テスト会場の金沢市へ

13日から「大学入学共通テスト」が始まります。
3年生のおよそ9割がテストを受験する七尾高校では、受験生がバスで金沢市へ出発しました。

(七尾高校での見送り)

教師「頑張っていきましょう!」

県立七尾高校。
13日からの大学入学共通テストを前に、教師らが3年生を激励しました。

受験生「数日は避難所とかで過ごしていたので、あまり勉強できなかったんですけど」
「不安はちょっとあるけど今は落ち着いています』

地震によって避難生活をしながらの勉強を強いられた受験生。

(学校で勉強する様子)

集中した環境で受験勉強をしてもらおうと高校は9日から学習室を開放し、受験生のサポートをしてきました。

七尾高校 樋上哲也校長「ハンデはあると思うが、前向きな言葉を多く生徒たちは口にしていた。頑張って欲しいと思います」

七尾高校では3年生のおよそ9割にあたる189人がテストを受験する予定です。

そして。

土居凌太郎記者「受験生がバスに乗り込みます」

多くの人に見送られ、試験会場がある金沢市へ出発しました。

(金沢大学での下見の様子)
一方、会場のひとつとなる金沢大学には午後から多くの受験生が下見に訪れていました。
ことし、県内ではおよそ5200人が受験する予定で、金沢大学は全体の半数以上にあたるおよそ2700人の試験会場となっています。

穴水町で被災した受験生「持ち出せるだけの参考書しかちょこっと見るしかできませんでした」

こう語るのは穴水町で被災した受験生4人。
一緒に下見にきたといいますが会うのは12月の終業式以来。

穴水町で被災した受験生「みんなに会うのも久しぶりなのでそれだけでも元気が出た気がします」
「不安な面もありつついままでやってきたことを発揮しようと思います』

テストは13日から2日間の日程で行われます。

また地震の影響で、本試験が受けられない人のうち事前申請をした人は27、28日の追試験を受けられるということです。