大規模火災の輪島朝市　100人体制で一斉捜索　輪島の安否不明者は100人に…

能登半島地震の発生から、きょうで9日目。
大規模な火災が起きた石川県輪島市の観光名所『輪島朝市』では、この後、午後1時ごろから県警などによる一斉捜索が行われます。

中継です。半田さん。

(中継)
NNN取材団・半田尚輝記者
「大規模な火災が発生した輪島市の現場です。
きのうの雪が残る中、発生から1週間が過ぎた今も、焦げ臭いニオイが残っている」

（地震発生当時映像）
「元日に発生した地震で輪島市では、震度6強を観測。
きょう午前9時までに、81人の死亡が確認され、安否不明者は100人にのぼります」

（火災発生当時映像）
「この地震の直後に、輪島市河井町の朝市通りでは、大規模な火災が発生し、住宅などおよそ200棟が全焼、国土地理院によりますと、およそ4万8000平方メートルが消失したとみられています」

石川県警などは、9日午後1時ごろから火災後、最大規模となるおよそ100人態勢で一斉捜索を行います。

（8日、9日の捜索の様子）
これに先駆け、朝市通りでは、8日も、警察の捜索が行われました。
その様子を見守っていたこちらの女性。知人の90代の女性の行方が分かっていないといいます。

女性「私の同級生（の母親）で、65年お世話になった方なんです、私の親代わりみたいな人やったんです」
「ずっと行方不明のままだったので、歩けなかったので」「きのう（7日）誕生日でした、95歳の。きのう行ってみたんですけど、あの状態だから難しいかなと思ったんですけど、でも、きょうこうしてみなさん調べてくださったんで、ありがたいです」

（中継）
NNN取材団・半田尚輝記者「石川県警は今後、必要に応じて、捜索態勢の増員も検討するとしていて、被害の全容解明を進めるとともに、出火の詳しい原因を調べることにしています」