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能登半島地震 被災地で仮設住宅の建設開始 石川県内の住宅被害は4000棟超える 

2024年1月12日 12:32
能登半島地震 被災地で仮設住宅の建設開始 石川県内の住宅被害は4000棟超える 
石川県内の住宅被害は少なくとも、4000棟にのぼっています。
住む家を失った人たちのために輪島市などでは、12日から仮設住宅の建設が始まります。
中継です。宇野さん。

(中継)
NNN取材団・宇野 佑一記者「私の後ろに見える広場が仮設住宅が建てられる場所です」
「きょうは午前9時半ごろから作業員が10人ほど集まり、測量をするなどして、現在も仮設住宅の建設に向けた準備が進められています」
「輪島市では、市内2か所で合わせて50戸の応急仮設住宅がきょうから着工されます」

「これに合わせ、輪島市役所では、きょう午前9時から入居申し込み受付が始まり、受付開始前から、30人ほどの方が申請用紙を手に窓口を訪れました」

避難者「何と言っても風呂がついている風呂なんて入ってないんです31日の夜から」

宇野記者「石川県によりますと、最大震度7を観測した元日の能登半島地震で、きょう午前9時までに、215人の死亡が確認され、38人の安否が分かっていません」
「また、これまでに全壊や半壊など、住宅への被害が4000棟以上確認され、特に、津波や火災などで被害が大きい輪島市や珠洲市などでは、件数を把握しきれていない状況です」

「また、災害関連死がきょう、新たに2人確認され、長引く避難生活の環境改善が課題となっていて、馳知事は「ちゅうちょなく仮設住宅への入居を選択してほしい」としています」

(輪島朝市通りの捜索)
橋下記者リポート「輪島市の火災現場、捜索隊が入りました」

宇野記者「一方、地震直後に、大規模火災が起きた輪島市の観光名所朝市通りでは、きょうは、警察や消防、自衛隊が、550人以上の態勢で一斉捜索を行っています」
「ここ輪島市では、県内最多の29人が安否不明となっていて、あすまで捜索を続け、被害の全容把握を進めます」

(中継)
宇野記者「 石川県では、あすは平地でも雪が降る見込みで週末にかけての冷え込みに注意が必要です」
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