石川県出身の川井友香子選手 全日本選手権準々決勝で敗退 オリンピック出場権失う 姉の金城梨紗子選手は59キロ級で2連覇
津幡町出身でレスリングの川井 友香子選手は23日、来年のパリオリンピックの代表選考につながる全日本選手権に挑みました。
川井 友香子選手は金メダルを獲得した東京大会での62キロ級から階級を1つ上げ、68キロ級に出場。
シードで準々決勝が初戦となった川井選手は、体格で上回る相手に奮闘します。
第1ピリオドは1点リードで折り返し。
セコンドについた姉・金城梨紗子選手はすでにパリ大会出場を逃していて、姉の思いも背負っての試合です。
そして、終了間際。
(試合の様子)
相手の反撃を受けて、4対4の同点で終了。
ルール上追いついた選手が勝利となるため、ここで、敗退となりました
川井 友香子選手「本当にオリンピックへの道は回数を重ねるごとに難しくなるんだなと身をもって実感しました」「最後まで諦めない自分でいようと思って、ここまでこれたかなと思います」
2大会連続のオリンピック出場、金メダル獲得の可能性が無くなった川井選手。
今後については「まずはゆっくりしたい」とコメントしています。
そして、24日、姉の金城梨紗子選手は、出産して2度目の全日本で、オリンピック階級ではない女子59キロ級に出場しました。
(試合の様子)
臨んだ決勝では危なげなく得点を重ね、9対2で快勝。
この階級で2連覇を果たしました。
金城梨紗子選手「娘が大きくなったときに自分が生まれたからママが弱くなったとかママが勝てなくなったとかって思わせたくないので」「そういったことが私の今のモチベーションでやってます」
金城選手は、今回の優勝により来年4月のアジア選手権の代表に選出される見込みで、出産後、初めての国際大会で金メダルを目指します。