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伊佐市のタクシー会社ライドシェア参入決定

2024年10月3日 19:40
伊佐市のタクシー会社ライドシェア参入決定

 コロナ禍以降、運転手不足が深刻な課題となっているタクシー業界では、一般のドライバーが自家用車で有料で客を送る「日本版ライドシェア」の導入が進められています。県内では鹿屋市に続き、伊佐市でも導入されることが決まりました。

 日本版ライドシェアへの参入が決まったのは、伊佐市の「下小薗タクシー」です。

 日本版ライドシェアは、タクシー会社が主体となり、タクシーが不足するエリアや時間帯で2種免許を持たない一般のドライバーが、自家用車を使い有料で客を送る仕組みです。

 伊佐市が下小薗タクシーから運転手不足の相談を受け、九州運輸局に申し出ていました。運用する車両は2台で、今後、運転手を募集し、配車方法などを検討。来月末からの運用を予定しているということです。

 一方、鹿屋市では、県内で初めてライドシェアの導入が決まった「まいにち交通」に加え、「旭交通」の参入も決定しました。旭交通は、電話で配車を受け付け、事前に料金を確定。現金払いを想定しているということです。運用開始の時期は決まっていません。

 ライドシェアを巡っては、このほか、鹿児島市と種子島で市丸グループの2社が参入の申請をしています。