高齢ドライバー事故運転操作の誤り最多 「安全運転体操」で必要な動き学ぶ
2023年、県内では高齢ドライバーによる死亡事故が19件発生していて原因は、運転操作の誤りが最も多かったことがわかっています。そうした高齢ドライバーの交通事故を防ぐため、鹿児島市のドライビングスクールでは、運転免許の更新をする高齢者が運転に必要な動きを体操で学びました。
鹿児島市のマジオドライビングスクールで行われた「安全運転体操」には運転免許の更新の講習を受ける高齢ドライバー9人が参加しました。
「安全運転体操」はおはら節にあわせて腕を伸ばして左右に動かすなど運転に必要な動きをしたり、運転する際の注意能力を維持するためのクイズが組み合わされていて、参加者は真剣な表情で体を動かしていました。
(参加者(74))
「Qついていけたか? いけたんじゃないんですかね」
2023年、県内では高齢ドライバーによる死亡事故が19件発生しています。このうち最も多い原因がアクセルとブレーキを踏み間違えるなどの運転操作の誤りでした。
参加者(74)
「不便なところに住んでいるのであと3年は乗って返納しようかな」
参加者(81)
「車がないと病院まで時間がかかる。事故のことを考えると早く返納したほうがいいと思う」
バスの減便や路線の廃止などで交通手段が限られていることから高齢者の運転免許証の返納が進んでいないのが現状です。
(県警本部交通企画課高良幸男警部)
「1件でも悲惨な事故が起きないようにということで考案しているので/運転寿命を延ばしていただければ」
県警は「こうした体操を通して安全な運転を心がけてほしい」と話しています。