「路線価」鹿児島の最高価格は「天文館電車通り」2年連続で上昇 中央駅周辺や谷山地区も上昇傾向
相続税や贈与税の算定基準となる土地の価格「路線価」が発表されました。県内の最高価格は、鹿児島市東千石町の天文館電車通りで、2年連続で上昇しました。
県内の路線価は3643地点のうち上昇したのは719地点で、下落したのは1077地点でした。平均すると県全体で0.7%下落しています。下落幅は去年より拡大し、32年連続の下落となりました。
最高価格は鹿児島市東千石町の天文館電車通りです。去年より1万円高い、1平方メートルあたり92万円で、2年連続で上昇しました。不動産鑑定士などによりますと、天文館周辺ではセンテラスが開業した影響などから地価があがっているということです。
鹿児島中央駅周辺は駅前の高架歩道の整備の完了やアミュウィーの開業などで回遊性が高まり、地価の上昇傾向が続いています。
また、土地区画整理事業が進む谷山地区でも駅前のエリアを中心に住宅地などの需要が高まっていて、地価は上昇傾向だということです。
このほか、西之表市では馬毛島の自衛隊基地開発に伴う、工事関係者の増加による経済効果の期待感から、地価が上昇に転じています。