カスハラ対策 県内でも動き広がる 名札は名字だけ「心理的負担減った」 クレーマー対応訓練も
客や取引先からの過剰な要求や不当な言いがかりを指すカスタマーハラスメント、いわゆる「カスハラ」。サービス業で働く2人に1人が被害にあったというデータもあります。県内でもカスハラ対策のための動きが広がっています。取材しました。
客や取引先からの過剰な要求や不当な言いがかり、暴言などを指すカスタマーハラスメント。「カスハラ」とも呼ばれ、全国的に今、問題となっています。実際にカスハラにあった人はいるのか、街の人に聞きました。
(医療関係)
「予約制で予約がいっぱいなのにここに入れてって言って、できませんよって言っても結局直接来て文句を言われたりとか。嫌な気持ちになった」
(元ガソリンスタンド店員)
「お客さんの要望に応えられなかったときに暴言を吐かれた。イラっとはするけど抑える気持ちで我慢した」
こちらの男性は、本来、問い合わせ先ではないクレームへの対応に追われていると言います。
(不動産業)
「クレームの電話で今だとエアコンの故障とかあるので暑さで我慢できないと言って業者とやりとりができないから管理会社に連絡が来たりとかの対応で謝るしかない」
飲食・ホテルなどサービス業が加盟する労働組合、「UAゼンセン」の調査では全体の約半数が「直近2年以内で被害にあったことがある」と回答。印象に残っているカスハラは暴言が最も多く、次いで威嚇や脅迫、何回も同じ内容を繰り返すクレームなどとなっています。
そうした中、県内でもカスハラへ対応する動きが広がっています。
(詳しくは動画をご覧ください)