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【18日開院】鹿児島大学病院の新しい外来の診療棟と病棟が開院 目指すは「患者の目線に立った治療」 全身の治療が同じ建物内で 

2024年9月17日 18:39
【18日開院】鹿児島大学病院の新しい外来の診療棟と病棟が開院 目指すは「患者の目線に立った治療」 全身の治療が同じ建物内で 

 施設の老朽化に伴い再開発が進められていた鹿児島大学病院の新しい外来の診療棟と病棟が、18日開院します。目指すのは「患者の目線に立った治療」です。

 鹿児島大学病院は施設の老朽化などに伴い再開発を進めていて、2020年から新しい外来の診療棟と病棟の着工を進めていました。

 今年1月に建物が完成したあと、17日まで移転のための準備が進められ、18日開院することになりました。

(間世田桜子キャスター)
「こちらが18日から利用が開始される受付です。広々とした空間でデザインがシンプルなので導線もわかりやすくなっています」

 地上8階、地下1階建てで延床面積は2万8000平方メートル余り、鹿大病院の中で最も大きい建物です。

 目指すのは、「患者の目線に立った治療」です。特徴は、歯の治療を含めた全身の治療が同じ建物内で連携して行われるようになることです。

(鹿児島大学病院 坂本泰二 病院長)
「現実問題として、1日で複数の科を診療するのは難しかった。しかし今回はひとつのフロアのため、もう少し融通が利きやすくなる」

 移動がしやすくなるなど、より短時間で治療を行える環境が整うことから、治療の効果を上げることが期待できます。また、子どもの治療はすべて5階で行われ、ワンフロアで完結できるようになりました。高度な医療を提供し、「九州で一番の治療をしたい」と意気込みます。

(鹿児島大学病院 坂本泰二 病院長)
「いろんな細胞を使った治療、遺伝子治療、様々な新しい治療が現場に出てきているが、南九州、九州では一番に治療できるような高度な医療を考えている」

 今年4月にはコンビニやカフェなどが入る「さくらぴあ」がオープンし、より便利になりました。

 再開発は2028年度にすべて完了する予定で、今後は、老朽化した建物を取り壊したり、ロータリーの整備などを行うとしています。

最終更新日:2024年9月17日 19:29