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「探究」で学んだ成果を発表 高校生探究コンテスト

2024年1月18日 18:48
「探究」で学んだ成果を発表 高校生探究コンテスト

 昨年度から高校の必修科目に「総合的な探究の時間」が加わりました。答えのない課題を生徒自身が考え、解決策を導いていく科目で部活動として取り組んでいる高校もあります。その「探究」で学んだ成果を発表するコンテストが鹿児島市で開かれました。
 
 鹿児島市で行われた「高校生探究コンテスト」には県立高校17校から243人が参加しました。

 昨年度から高校の必修科目に加わった探究。答えのない課題を生徒自身が考え、解決策を導いていく科目で部活動として取り組んでいる高校もあります。その学習の成果を学校の外で発表してもらいこれからの時代に求められる思考力や判断力、表現力を養ってもらおうと開かれました。

 自然科学と社会科学の2つの分野に分かれ、13校46組の中から、一次審査を通過した4組ずつが最終審査に臨みました。

(発表)
「現在BSアンテナの世帯普及率が75.1%ということから、各家庭の映り具合を集約すれば、雲の流れや降水が予測できるのではないかと考えました」

(錦江湾高校1年 中村 侑愛さん)
「色んな人の研究も見ることができたので、自分たちももっと発表もうまくできるようになりたいと思った」

 審査の結果「自然科学分野」では「海水中のリン酸濃度測定器の開発」をテーマにした国分高校が「社会科学分野」では「外国人観光客に優しい町づくり」をテーマにした大島高校が最優秀賞に選ばれました。

 このほか、ポスター発表の部の審査も行われ、参加した地元企業や生徒に向けて研究の成果を発表していました。