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石破新内閣小里氏農水相で初入閣 県民は…農水関係者は 期待や厳しい声も

2024年10月1日 19:42
石破新内閣小里氏農水相で初入閣 県民は…農水関係者は 期待や厳しい声も
 石破内閣が1日、発足しました。初入閣は13人。その中には、比例九州選出の小里泰弘衆議院議員がいます。農林水産大臣に起用されました。みなさんは新内閣に何を求めますか?

 1日午後。

(議長)
「内閣総理大臣に指名することに決まりました」

 自民党の石破総裁が内閣総理大臣に選出され、新しい内閣が発足しました。初入閣は13人。比例九州選出で自民党の鹿児島3区支部長、小里泰弘さんが農林水産大臣に任命されました。小里さんは霧島市出身の66歳、衆議院議員を6期務め、農林水産副大臣などを歴任しました。

(記者)
「きょう石破新内閣が発足した。県民の皆さんは新しい内閣をどうとらえているのでしょうか」

(1児の母・30代)
「子育て世代の方に支援があるとありがたい。不妊治療代が安くはなったがそれでも高いので安くなればいい」

(70代)
「(県民の声が)ちょっとでも伝わればいいかな」

 裏金問題など不祥事が相次ぎ、政治への不信感からこんな厳しい注文も。

(20代)
「国民からの信頼をしっかり持ってもらえるような仕事をしてほしい。(不祥事が)多いのでそれしか聞いていないので不信感しかない」

 トップが変わっても不信感が拭えないと厳しい声が聞かれました。

 一方、小里さんの地元、鹿児島3区。農林水産業が盛んな地域ですが、小里さんが大臣に任命されたことで早くも期待が高まっています。

(水産卸売業者)
「若手の育成のための資金をつくってもらいたい。そういう方向の資金を確立して援助をしてくれる国づくりをしてほしい。水産業だけでなく農業も林業も第一次産業の基盤を日本自体がきっちり作ることができれば後世に伝えていけると思う」

 薩摩川内市の農家は。

(キンカン農家)
「後継者不足が1番大きな問題。(小里さんは)地元も回って若手の農家の人とも話していると聞くので、若い人からの意見を大臣になったのであれば県内、全国の問題になっている農家に手を差し伸べてあげられるようになってもらいたい」

 後継者不足が深刻な農林水産業。地元の声を吸い上げ国政に反映させてほしいと話していました。

 石破総理はすでに10月9日に衆議院を解散し27日に総選挙を行う方針を表明しています。選挙に向けた動きはすでに始まっています。これに対して野党は十分な論戦が行われない中での選挙に対して国会への軽視だと批判を強めています。
最終更新日:2024年10月1日 19:42