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備蓄米4月上旬には店頭へ 2000トン確保もコメ不足解消には至らないとの見方 JAグループ鹿児島

2025年3月24日 10:40
備蓄米4月上旬には店頭へ 2000トン確保もコメ不足解消には至らないとの見方 JAグループ鹿児島

 コメの高値が続く中、政府は3月、備蓄米の入札を決定し、放出しました。24日、JAグループ鹿児島が開いた会見で県内でも4月上旬には備蓄米が店頭に並ぶ見通しが示されました。

(JA県中央会・山野徹会長)
「第一回目の備蓄米の放出がされた。一定の相場が落ち着けばと評価している」

 24日、鹿児島市で開かれたJAグループ鹿児島の記者会見で山野 徹 会長はコメの価格緩和へ期待を寄せました。

 JA県経済連によりますと2024年度、県内のコメの仕入れは、昨年度と比べると約4000トン少なかったということです。JA県経済連は、3月10日から行われた1回目の入札で、JA全農を通じて備蓄米2000トン余りを確保したことを明らかにしました。

(JA県経済連・柚木弘文会長)
「4月の上旬には消費者の皆さんにお届けできるのでは」

 2000トンのうち約20トンが3月30日、県内の業者に引き渡される予定だということです。残りの備蓄米は6月ごろまでに入荷する予定ですが、コメ不足の解消には至らないとの見方を示しました。

 農林水産省は今月中に約7万トンを追加で入札する方針です。JA県経済連は、追加の入札でも1000トンほどの確保を目指す方針です。

最終更新日:2025年3月24日 10:40
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