ミャンマー中部地震、少なくとも144人死亡 隣国タイでビル倒壊…多数の不明者
28日午後、ミャンマー中部を震源とするマグニチュード7.7の地震がありました。ミャンマーでは少なくとも144人が死亡し、隣国タイでは建設中のビルが倒壊し、多数の行方不明者が出ています。
アメリカ地質調査所によりますと、日本時間28日午後3時20分頃、ミャンマー中部を震源とするマグニチュード7.7の地震がありました。
震源からおよそ17キロ離れたミャンマー第2の都市・マンダレーでは、礼拝中のモスクが倒壊し、少なくとも20人が死亡したということです。
マンダレーに住む医師は、NNNの取材に対して「今までに感じたことのない揺れでアパートの部屋の天井が崩れ、とても怖かった」と話していました。
軍によりますと、ミャンマーでは少なくとも144人が死亡し、730人以上がケガをしているということです。
タイの首都バンコクでは、建設中の高層ビルが倒壊しました。
地元当局によりますと、この現場では6人が死亡し、117人の行方が分かっていないということです。
また、現場の作業員によりますと、政府機関の庁舎を建設中で、工事は2年ほど前から始まっていたということです。