県内初の夜間中学 「県立いろは中学校」入学説明会 来年4月開校へ
十分な義務教育を受けられなかった人たちのための夜間中学が、2025年4月、県内で初めて開校します。3日夜、初めての入学説明会が鹿児島市で開かれ、体験授業も行われました。
3日夜行われた説明会には入学希望者など21人が参加しました。夜間中学は戦後の混乱や家庭の事情などで十分な義務教育を受けられなかった人のための中学校で、2025年4月に県内初の「県立いろは中学校」が鹿児島市の開陽高校の中に開校します。
3日夜の説明会では学校の内容や入学方法についての説明のほか、体験授業も行われました。
(記者)
「こちらの教室では鹿児島の地理に関する体験授業が行われている。みなさん真剣に授業を受けている」
(先生)
「田と畑、どっちの面積が多いと思いますか?
(参加者)
「畑だと思います」
(先生)
「正解です!その通りです!拍手!」
参加者たちは授業の雰囲気を楽しんでいました。いろは中学では遠足などの課外授業も検討しているということです。
(参加者)
「小学校のときわたし自身も学校に通えていなくて興味があって来た。どういう授業するのかなと」
(参加者)
「特別支援学級にいて中学の教科を受けられなくて苦労した。(夜間中学)楽しみですよ。いろんな人と出会えて教えてもらえるのですごく有意義になると思う」
(県義務教育課・水島淳課長)
「夜間中学は県内で初めてできるしどういった学校なのか知らない方も多いと思う。気軽な気持ちで(説明会に)来てもらえたら」
説明会は今後も県内各地で開かれる予定です。