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宮崎で震度5弱 南海トラフ地震との関連「調査終了」

2025年1月14日 11:48
宮崎で震度5弱 南海トラフ地震との関連「調査終了」

 日向灘を震源とする地震が13日夜あり、宮崎県で最大震度5弱県内の広い範囲で震度4を観測しました。気象庁は「南海トラフ巨大地震」との関連性について、巨大地震発生の確率が高まったとみられる現象ではないと発表しました。

 13日午後9時19分ごろ日向灘を震源とする地震があり宮崎県内で最大震度5弱、県内でも鹿児島市や鹿屋市、垂水市など広い範囲で震度4の揺れを観測しました。また宮崎県では最大20センチの津波が観測されました。この地震で姶良市では70代の女性が自宅で50センチほどの高さから転落し軽いけがをしました。

 気象庁は、南海トラフ巨大地震との関連性について評価検討会で分析した結果、巨大地震発生の確率が平常時と比べ相対的に高まったと考えられる現象ではないと発表しました。今回の地震の規模は巨大地震発生への備えを呼びかける臨時情報、「巨大地震注意」の発表基準に達していなかったということです。

(評価検討会・平田直会長)
「基準であるモーメントマグニチュード7.0には至らなかった、それより小さかったということで巨大地震注意を出す基準には達していなかった」

 そのうえで気象庁は「南海トラフ地震はいつ起きても不思議はない」として地震への備えを続けてほしいと呼び掛けています。

 この地震に伴いJR九州は日南線の南宮崎と志布志の間で始発から運行を取りやめていて、昼頃運行を再開する予定だということです。

最終更新日:2025年1月14日 11:48