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「平和になってほしい」小学校に嘉代子桜植樹 平和の尊さと戦争の悲惨さを伝える

2025年2月20日 19:06
「平和になってほしい」小学校に嘉代子桜植樹 平和の尊さと戦争の悲惨さを伝える
 原爆によって亡くなった少女、林嘉代子さんを偲んで母親が植えた長崎県にあります。平和への願いを込め、「嘉代子桜」と呼ばれるこの桜の苗木が鹿児島市の小学校に贈られました。

 「嘉代子桜」の植樹式が行われたのは、鹿児島市の名山小学校です。

 「嘉代子桜」は原爆で亡くなった林嘉代子さん(15)を忍んで母親が長崎の城山小学校に植えたことが名前の由来です。若い世代に平和の尊さと戦争の悲惨さを伝えようと全国の小学校に苗木が贈られています。

 植樹式では児童が平和への思いを話しました。

(名山小学校6年・二宮愛彩さん)
「私一人に世界を平和にさせる力なんてありません。でも、みんなの小さな1歩が大きな力になる」
(名山小学校6年・木佐貫和さん)
「この先ずっと桜が咲き続けるにつれずっと平和になって欲しい」
(城山小学校原爆殉難者慰霊会・本田魂会長)
「原爆の恐ろしさ、悲惨さっていうのを合わせて覚えて貰えれば。それが広がるように」

 植えられた「嘉代子桜」は2026年、花を咲かせる見込みだということです。
最終更新日:2025年2月20日 19:06